Japanese Musical Instrument&Listen to Music

はじめに このページでは畦地胡弓合奏団の演奏をお聞き下さい。古代の磬(antiquity stone insturument)と五重奏曲「鳳来」(Ensemble HORAI)composed by K.Azechi                  

..人類は有史以来音を生み出す道具としての楽器を発明し多種多様な 
音楽を作ってきました。このホームページでは、現在演奏される様々  
な日本の楽器や日本人の記憶から消え去り、絶滅した楽器など含め、  

できるだけ多くの日本の楽器を紹介していこうと思います。調べてみ 
ると今日伝えられる室町時代、安土桃山時代、江戸時代の楽器の多く  
は天
下一と呼ばれた当代一流の名匠によって製作されもので、美術工  
芸の面
からみて大変素晴らしいものが伝えられています。私達はこれ  
らの楽器
に接することによって、これらの文物が欧米の文化にはない  
日本独自の
非常に価値を持ったものであることに気づきます。またこ  
の楽器博物館
では、インターネットを活用して優れた日本の技を紹介  
して行くと同時
に日本各地で楽器展の開催やレクチャーコンサートな  
どが実現できるよ
う提案したいと思います。そして楽器の歴史や音楽  
 の成り立ちを知る事
によって詩情豊かな日本の音楽文化が深められ育  
まれていくことを願
う次第です。
・・・ 日本楽器博物館代表 畦地啓司       

  



  風鐸(ふうたく・hutaku)

     醍醐寺五重塔各層の屋根の端に取り付けられた風鐸 
     小さいのでわかり難いですが、次の写真の八坂の塔の     Kyoto
     風鐸と同じ形をしていますので、比較してご覧下さい。


                         Kyoto                                    

八坂の五重塔の風鐸               八坂の塔初層上部に取りつけられた鰐口

  梵鐘と鰐口

   鰐口は、寺院にお参りするとき仏殿の正面の入り口の上部に取り付けられている仏音具で、神仏にお祈りする
  ときに鳴らす。梵鐘は、時の知らせを告げると同時に人間の煩悩を清浄にする意味あいを持っており、その音
  は奥深く荘厳な響きである。皆さんも心を清らかにして仏教で奏でられる音を感じ取ってみて下さい。そして
  音には、音楽としての楽音以外に自然の音や更に深い意味を持った音があることを感じ取って下さい。
.・・

        唐招提寺の梵鐘          モスクワのクレムリン前の巨大な鐘Moscow        

   Instrument of Gagaku

                       左より楽太鼓・鞨鼓・鉦鼓(管絃用)  

  雅楽で使われる打楽器には、管絃用と屋外でおこなわれる舞楽用の楽器やほとんど使われなくなった一鼓、
 ニの鼓や
現在右方の舞楽(右舞)で使用される三の鼓等がある。子守歌に「でんでん太鼓に笙の笛」という
 歌詞があるが、
でんでん太鼓とは雅楽で使用の振り鼓であり、雅楽「一曲」ではこのでんでん太鼓と鶏婁鼓
 を使用して舞う。




                               

            小鼓(Kotuzumi)        ・・・   大鼓胴・小鼓胴  ・・・・・・・・    締太鼓 (Shimedaiko)

 




          (けい・kei)          
                               

古代中国で使用された石の打楽器「磬」Chines Old ages stone-instrument / 日本の仏教で使用される孔雀文「磬」Japanese Budhistic instument(Bronze)
 
◎新作のCD北海道の大自然を歌った『カムイなるピリカの大地知床』原始の森に磬を使用した作品があります。CDのページを御覧下さい。


   獅子舞や田楽の太鼓や編木(びんざさら)


                    

 毛越寺延年の舞の田楽躍(おどり)    小河内の獅子舞           
 獅子舞には、神楽系統と三匹獅子舞の風流系統があり、関東の獅子は風流系統のもので、獅子頭をかぶり、
 
腰に太鼓つけて舞う。田楽はもともと稲作に関係する芸能で、特に田楽躍りは田楽座によって平安中期から
 
室町にかけて盛んに行われたようである。躍り手は、びんざさら、腰鼓、鼓などの楽器をとり躍る。毛越寺
 
の写真の中央に見えるのが、田楽の太鼓(腰鼓)。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
          

      筝と三味線 Koto&shamisen


          ・・・・・・・・・・・・・・・ 筝・三味線・胡弓による古典の演奏(三曲合奏

筝と琴の歴史 は奈良時代に雅楽の楽器として中国から伝来しました。一方、琴(きん)は
紀元
前五世紀の曾侯乙墓出土の五弦琴、十弦琴など中国古代の楽器として知られる。特に雅楽のなかで主要な楽器の七弦琴は、唐代のものが日本にも伝えられ国宝に指定されている。しかし日本に伝えられた雅楽は、正式な祭礼楽としての雅楽ではないため七弦琴は日本の雅楽では使用されない。日本の琴の種類は、七弦琴のほかに一弦琴やニ弦琴などがある。ところで琴は「きん」と「こと」の二通りの呼び名があるが、今日琴と筝を区別して琴は「きん」と筝は「そう・こと」と呼ぶようにしている。琴と筝の大きな違いは、琴には音階をつくるための柱(じ)がなく、琴の奏法は洋楽のフラジオレット奏法と共通。日本にはほかに筝の仲間の和琴(わごん)があり、弥生時代 の遺跡からこの楽器に繋がる同種類の楽器が出土している。  

  
磯 筝
Iso Goto(koto)
                                                                                      
                     抱き茗荷紋磯筝(全長約190センチ                                        
                                               
      江戸時代の筝に描かれる蒔絵 Makie,Edo period

                                                

                    磯部分の蒔絵                   磯部分蒔絵

  琴(きん・Kin)
            
八雲琴(ニ弦琴)、同種の楽器に東流ニ弦琴がある                      



                             一弦琴、板琴(ばんきん)ともいうEdo period



   二十五弦琴 Nijugo-strings Kin
                            二十五弦琴  全長96センチ、幅21センチEdo period
 
  江戸時代後半奥野友桂が考案したもので、京都の楽器製作者によって作られたが広く普及するには至らなかった。
  現在何面か伝えられ、畦地胡弓音楽院開催の東京と大阪でのレクチャーコンサートでも紹介。なおシーボルトによっ
  てこの楽器が持ち出され、現在オランダのライデン国立民族博物館にこの楽器が収められている事が知られる。


三味線の歴史 三味線が日本へ伝えられたのは十六世紀中頃で琉球を経由し渡来したと考えられる。筝と並んで日本全国に普及し様々なジャンルで演奏されるが、日本の楽器史からみれば比較的新しい楽器と言える。日本で最初に三味線を演奏したのは琵琶法師といわれ、もともと器楽的な楽器としてよりも歌や語り物の伴奏楽器として重要視され、日本独特の音楽を作っていった。三味線の出現の歴史的な意味は、それまでの音楽貴族や武士を中心とする人達の音楽であったのに対し、江戸時代に入り庶民のための音楽がこの楽器により生まれたことである。その分野は、地歌や浄瑠璃だけではなく民謡や歌舞伎など様々な分野で使用されることになった。楽器の種類は、従来棹の太さから細棹(長唄など)、中棹(地歌など)、太棹(義太夫など)の三種類に分類するが三味線の一段古風な形を残す京地歌(柳川流の三味線)の三味線は細棹より更に細いので、四種類に分類するほうが正確である。三味線の製作者として一番著名な作者は石村近江であるが、近江のほかにも優れた多くの作者がいたことが、記録や現存する楽器等から知られる。石村近江は十二代まで続くが、三味線製作者のうち古い年代の製作の楽器を特に珍重して古近江と呼ぶ。普通二代から四代ないし五代までをさし、作者名の焼印は五代目から行われたという。                 

    
江戸時代の蒔絵の三味線 Makie Shamisen

                     波に桜蒔絵三味線「山風」胴部分Edo period
                                                                                                          

                                     
   太棹の三味線 Hutozao
                                     
                                  
                        太棹三味線、手前の箱は駒入れ、右は象牙の撥(江戸時代天保)Edo period

  沖縄の三味線 Okinawa Sanshin

                        沖縄の三線(さんしん)丸胴に蛇の皮が張られる。  ーーーーーー   ーーーー                                                

    六つ継ぎ三味線 Mututugi Shamisen

                                        
           
       六つ継ぎ三味線、下の部分に胴が収められている。六つ折れ
とも言う。九つ折れというものもある。

       
                                       
   
日本の擦弦楽器 胡弓 Kokyu

                              畦地啓司開発の大胡弓・K Azechi

                                                          
胡弓の歴史世界各地にはいろいろな弓奏擦弦楽器がありますが、日本へは. 
          
16世紀後半琉球を経由して伝来しました。そしておよそ四百年の時 
          間をかけて日本独自の胡弓音楽を展開してきました。初期の胡弓は 
          胴の形が丸く弓も小さかったようです。江戸時代の文献には琉球へ 
          もたらされた胡弓は、南蛮楽器のラヘイカであると述べられており 
          演奏の仕方や楽器の形態から考えて中国の胡琴の系統とは異なる。 
          日本の胡弓は、奏法や楽器の形態からタイのソーサムサイやインド 
          ネシアのルバーブなどの擦弦楽器と共通する。楽器の歴史からみて 
          中国のニ胡も新しく、この楽器の起源はアラビアのルバーブといわ 
          れ、西進したのがヨーロッパで各種の擦弦楽器となり東進したのが 
      東南アジア諸国や中国、朝鮮、日本の胡弓となりました。 
           江戸時代の胡弓には、三弦の胡弓と四弦の胡弓があり、歴史的に 
          は三弦の胡弓の方が古い。胡弓音楽成立の過程で主要な役割を果た 
          したのは地歌・筝曲の盲人演奏家で、日本の胡弓の伝統的な演奏方
          法が確立され、作品が作られていった。江戸時代の文献には幾つか
          の流派や名人の話が思いのほか多く見られる。もともと三曲合奏と
          いえば三味線・筝・胡弓の三つの楽器による合奏スタイルを指し、
           後に胡弓のかわりに尺八が入っておこなわれるようになりました。
 
          現代音楽においては、我国唯一の擦弦楽器として他の楽器が持ち得
          ない独特の表現力が重要な意味を持ち、古典ばかりではなく新しい
          作品の中でも活躍するようになりました。また胡弓の入る民謡等に
             は越中おわら節や大黒舞や尾張・三河萬歳、沖縄の胡弓等がある
  

  いろいろな胡弓

   
蒔絵の施された胡弓

                 四弦蒔絵胡弓全体(全長67センチ)Edo period
 
                     

                                     
                                蒔絵胡弓胴部分19c
                                    



   珍しい擦弦楽器胡弓琴
                        


    この楽器は大正頃に作られ天理教で使用された楽器ですが、一般には普及しませんでしたkokyukin

   韓国の牙筝Korean Instrument Gasou

                    
                                                                    
                                         

   筝を弓で弾く擦弦楽器 。もともと弓は木の枝ですが、この写真のように新しい作品の演奏に際し
  
ヴァイオリンやチェロの弓を使用する場合がある。
  
 
ヨーロッパの擦弦楽器 
              
ヴァイオリン 
               ヴァイオリンの写真、左は子供用。  Violin

 西洋の古楽器
        
ビオラダガンバ
                                             

        胡弓とビオラダガンバ Kokyu&Viola da gamba               ガンバの演奏
                                                         
 弓の調弦は四度調弦で、四弦胡弓の場合も三、四弦は同弦のため同じ。ガンバもだいたい四度調弦で、
現在使用される擦弦楽器の中で唯一コントラバスがガンバの特徴を持つガンバ属の楽器である。胡弓とガンバ
見るとその音色や膝にかまえる演奏のスタイル、弓の形が、ヴァイオリンに比べ近似する雰囲気を持つ。  

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